くちずさみ

くちずさみ
I
くちずさみ【口遊】
平安時代の初学者用学習書。 源為憲著。 970年成立。 貴族の子弟の学習・暗誦すべき語句を乾象・時節以下一九門に分けて列挙。 「たいに」の歌を載せる。
II
くちずさみ【口遊み】
(1)思い浮かんだ詩や歌を, 軽く口に出すこと。 ひとりごとのように歌うこと。 口ずさび。

「~に歌う」

(2)人々が, よく口にする詩歌や言葉。 くちずさび。

「いたく人の~にもし侍る/今鏡(藤波下)」

(3)うわさをすること。 また, うわさの種。 くちずさび。

「あはれ恥の上の損かなと, 諸人~は猶やまず/太平記 7」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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